D_姫国山海録(山谷先生)


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陸奥津軽に出現したもの


姫国山海録(きこくさんがいろく)は
江戸時代の妖怪図集。
1762年(宝暦12年)の成立。著者は山谷先生。

「姫国」とは日本のことで、中国の山海経を模倣して、
日本各地の妖怪出現の記録に図を添えている。

ヘタウマともいうべき妖怪画に独特の味がある。

2002年に国書刊行会『百鬼繚乱 江戸怪談・妖怪絵本集成』に
収録刊行された。
その後、川崎市民ミュージアム(2004年)、
仙台市博物館(2006年)などで展示公開された。

原本を所蔵する東北大学付属図書館では、
この妖怪画を素材とするシールやストラップが販売されている。


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